なぜ水通しをしなくちゃいけないの?
水通しには、それぞれ色々な意味や目的があるんです。
タオルの場合は、新品を使用する前に、まず洗った方が良いと聞かれたこともあるんじゃないでしょうか。
目的は知らないが、聞いたことあるし、やっておこうって人もいるのでは?
この目的は、糊を落とす為なんですよ。繊維を保護したり加工しやすくために糊付けされています。糊を落としていないタオルは、水をはじき、汗や水を吸い取ってくれません。
そのために、一度水通しをしてから使用すると良いと言われているんです。
この際の水通しは通常の洗濯で大丈夫です。
また、赤ちゃんが身に着けるものも一度水通ししますよね。これは、糊を落として汗を吸い込みやすくする目的と共に、ホルムアルデヒド(ホルマリン)を除去する意味もあるんですよ。
ホルムアルデヒド
衣服のしわ等を防いだり、防虫加工のために使用されている。赤ちゃんの肌には刺激が強く、有害となってしまう。
この場合も洗濯機で大丈夫です。
では、スタイなどハンドメイドグッズを作る際の布の場合です。生地によって、洗濯など水分を含むと縮んでしまうものがあるんです。せっかく作ったのに、洗濯をしたら縮んで形が崩れたとなったら悲しいですよね。
そのために、最初に一回水通しをして、ある程度縮ませてから作成した方が寸法に狂いが出ずよいというわけです。
絶対にしないといけないわけではなく、1~2センチの誤差も出したくないという場合は、水通しをした方が良いかも知れませんね。

水通しの仕方
①布の裁断。
そのままの生地の大きさでもよいですが、大きすぎる場合は、ある程度裁断するほうがやりやすいですよ。
②布の切り端の処理。
生地の切れ端の処理がされていない場合は、出来ればロックをかけたほうがいいかもです。
③ 滲みの確認。
少量の水をかけて布の色がにじまないか確認を。
④水に浸ける。
タライや洗濯機、浴槽などの大きなものに水を張り、生地を水につけます。おさえて、生地の中までしっかりと水を浸み込ませるようにするといいですよ。1時間程ひたします。
⑤脱水。
手で押さえる感じで脱水します。洗濯機でも構いません。(その場合は軽くゆっくりと)
軽くしわを伸ばして生地の歪みを取りながら陰干しする。(その際は中表にする)
直射日光にはやめてくださいね。
⑥地の目を整える。
半乾きの状態のままアイロンかけをします。乾き過ぎたと思ったら適度にスチームをしてからアイロンしてください。
生地を引っ張って歪みを修正しながら、しっかりとアイロンをかけ、水分をとばしていきます。形状を定着させていくんです。

バブー
水通しがNGな生地は?
シルクや化学繊維、毛足の長い生地などは、水通しがいりません。これらは、裏からアイロンをあてる程度で大丈夫です。
ウールは、裏からアイロンのスチームで目を整える程度にしておくほうがいいですね。
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